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アニータ・アルバラード(スペイン語:、1972年12月25日 - )は、チリのサンティアゴ出身の女優、エッセイスト、歌手。 == 来歴・人物 == 19歳の時に日本に渡り、29歳の時に当時勤めていた青森県青森市内のパブで青森県住宅供給公社に勤めていた男性と知り合い結婚。 夫は2001年に青森県住宅供給公社巨額横領事件を起こし、公社の資金14億円を横領した罪で懲役刑となった。夫の逮捕当時、日本のワイドショー・週刊誌などではチリにプール付きの豪華邸宅を建てた「チリ人妻」として報道された。ただし、「婚姻中に妻が取得した財産は夫のものである」と定めるチリの法律により、この豪邸はあくまでも夫の物であったことに留意する必要がある。峯正澄はこの日本国内の報道の中で、アニータが「悪いことをした夫は許さなくてもいいから、私は許してほしい」と身勝手なことを言ったと自著で紹介している〔いしいひさいち・峯正澄 『帰ってきた『大問題』’01〜’03』 創元ライブラリ [L-い-1-9] ISBN 4488070493、146-147p〕。青森県住宅供給公社は、この豪邸など夫の所有物である財産数億円分をチリで強制的に回収した〔ところが、弁護士費用等で回収費用がかさみ、公社の手元にはほとんど戻ってこなかった。〕。 海老原高明が編集長だったときの『週刊ポスト』が、アニータのヌードを袋とじで載せたが、まったく売れず、「史上最悪のヘアヌード」と言われたことを海老原自身が回想している〔元木昌彦 『週刊誌は死なず』 朝日新書 192 ISBN 978-4022732927、41-42p。〕。 その後、チリではテレビ番組や映画「ハッスル!」にも出演し、音楽CDをリリースし、ラベルに彼女の写真が入った「ゲイシャワイン」も発売した。 チリ人女性を日本に送り売春を幇助した疑惑が持たれ、2005年2月11日、同容疑でチリ司法当局に逮捕されたが、後に証拠不十分で釈放された。 2007年2月に訪日し、服役中の夫と山形刑務所で面会した。このとき、日本のテレビ各局はアニータの肩書きに困り、「お騒がせ女の」という前置詞をつけて報じている。日本の法律ではアニータは被疑者ですらないが、「アニータさん」と敬称付けで呼ぶことは、アニータに反感を抱く視聴者の感情に配慮ないし、「さん付け」で呼ぶこと自体に悔しさがあったのではないかと小田嶋隆は指摘している〔小田嶋隆 『テレビ救急箱』 中公新書ラクレ 274 ISBN 978-4121502742、157-158p〕。 2010年5月に20歳の娘、アンジー・アルバラードが訪日し、モデルとなった。 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニータ・アルバラード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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